新幹線の中の綺麗な女の子

ある平日のお昼過ぎ、広島に向かう新幹線の中に私は一人で座っていた。名古屋で「こだま」から「ひかり」に乗り換えたのだが、幸い自由席の2人掛けの椅子に座る事が出来たのだ。列車が動き出して暫くしてから、私はビールを飲みながら駅弁を開いて食べ始めた。するとその時、通路に立ち止まった人が、『ここ、空いてますか?』と声をかけて来た。
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声のした方を見ると、黒い髪をストレートに長く伸ばした、色白の二十歳前後の女の子が立っている。私は両手に弁当と箸をもって、口に食べ物をほうばったままだったので、黙ったままで『どうぞ』と軽く頷いた。身長は160センチはなさそうだが、ちょっとスレンダーな美人で、牧瀬里穂か内山理名の若い時に似た感じがする。
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ちょっと気の強そうな感じがしたが、それはそうだろう、50才代の見ず知らずのおっさんの隣の席に座ろうってんだから、少しは気が張り詰めるだろう。彼女は持っていた旅行用のバッグを棚に入れようとして、『すみません』と小さく言って、背伸びをしながら両手を持ち上げて、上体を私の頭上に寄せて来る。『なっ、何という無防備な、危ない体勢なんだな』と私は心の中で呟く。彼女は可愛らしいピンクのフリルの付いた白のブラウスを着て、その上にはライトブルーの薄いカーディガンを羽織っていたが、何故か一番上のボタンだけがとめてある。冷房の効いた新幹線の空気をすりぬけて、香しいほのかな匂いが私の鼻を刺激する。顔を手元の弁当に向けたままで、チラッと視線を左に向ければ、あまり大きくはなさそうな彼女の胸の膨らみが、すぐ4~50センチの所にある。『ブッッ!』と思わず口の中の物が飛び出そうになった。つづく、。

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