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zoom RSS 絶賛したい小説は『盆栽マイフェアレディ』

<<   作成日時 : 2011/04/19 19:33   >>

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ふとした事から山崎マキコさんという作家を知って、図書館で一冊借りて今まだ読んでいる途中です。『盆栽マイフェアレディ』(幻冬舎)という題名の小説ですが、表紙にはピンクの小さなリボンがちょこんと付けられた盆栽の写真が載っていて、全体的にお洒落な感じがします。『マイフェアレディ』といえば、オードリー.ヘップバーンのミュージカルや映画で有名ですが、どこか内容が似ているのかも知れませんね。私は読書が好きですが、ここしばらくは堅い本ばかり読んでいたので、久しぶりの小説はどんなんだろう?と思って読み始めてみましたが、これがドンピシャにとても面白いのです。と言っても、私と貴方の価値観が同じという見込みはないので、保証は出来ませんが。『二月ほどまえ、母親に絶縁された。理由は二つある。ひとつは母親に無断で就職先を変えたこと。』と言う書き出しで始まるので、初めは、作者が自分の体験を基にした小説なのか?と思って読んでいたのですが、どうも違うようです。主人公の名前は、長瀬繭子(まゆこ)といって、大学を卒業して間がない22歳の女性で、盆栽師として働いています。読んで行くにしたがって、彼女は、少し小柄で、どちらかと言うと華奢な体つきで、ストレートヘアで、平均よりずっと可愛いようだけど、お洒落にはあまり関心がなくて、給料がど安い為に大変貧乏で、だけど頭はとても良くて、と私の頭の中で、イメージがどんどん膨らんで行きます。
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そう、繭子ちゃんは、平成5年にテレビで大ヒットした『ポケベルが鳴らなくて』に出演していた、裕木奈江さんという女優さんにピッタリのイメージなんです。物語の始まりは、この繭子ちゃんが勤める盆栽屋での彼女の仕事ぶりとか、先輩との人間関係とかの状況を描いた後、、高野という30歳代半ばのプレイボーイ風の男が、盆栽を買う為に下見に来る状況に展開して行きます。この男、かなりの金持ちです。何故って?ベントレー.アズールというイギリスのオープンカーでやって来るんですが、この車はロールスロイスと並ぶ高級車で、なんと4000万円もするんですよ。そして、この高野という人物は、村上弘明さん(悪党という刑事ドラマに出ていた部長役の人)が少し若くなったイメージで、端正な顔立ちに凄みとダンディな色気があって、とてもカッコいいんですよ(私のイメージの中で、ですけど)。この男が、何故か繭子ちゃんに興味を持って、彼女が自分のマンションまで配達してくれることを条件に、400万円もする盆栽を買うのです。マンションは、お台場にある超高層、超高級マンションです。
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一体、この小説の何がドンピシャに面白いのか?物語の展開は繭子ちゃんが、ずっと一人称で語って行くんですが、そうすると、まるで私が(つまり読者が)そこの現場に居るかのように、ありありと情景が目の前に浮かんでくるのです。また、繭子ちゃんの言葉の使い方が絶妙で、『そうか、女の子はこんな時はこんな風に考えているのか』という新鮮な驚きがいっぱい出て来るのと、プレイボーイの高野さんが繭子ちゃんを落としていく過程も、『なるほど、金持ちのプレイボーイはこんな風に女の子を落として行くのか、へぇ〜そうか』という、平均的な所得しかない私にしてみれば、決して体験する事のない場面も沢山あるのです。更には、話の展開が読者にも多少は読めるようになっていて、それでも胸をドキドキさせながら、映画のシーンを見ている様に進んで行きます。あまりに面白いので、一度に読んでしまっては勿体ないと思って、何回かページを逆戻りしながら読んでいるぐらいです。みなさんも、ぜひ読んでみて下さい。小説はこんなに面白くて楽しいのか、と認識が変わりますよ。

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